植物とかになりたい

ゲームのレビューとか攻略について書きます

ゼルダの伝説 ブレス オブ ザ ワイルド

かなり気になっていたのでSwitch本体と合わせて買った。 AmazonDLC込みで8517円。 略称は「BotW」。

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システム

プレイヤーに遊び方を考えさせる新機軸のSkyrim。 要素はかなり多いので、何か動画を見たほうが手っ取り早く把握できると思う。 ここでは中心的なシステムついて軽く紹介する。

youtu.be

全てのオブジェクトとオブジェクトに相関関係をつけていけば、その相関関係によって新しい現象が起きるっていうところをその、技術的な核にしようっていうコンセプトが決まっていきました。

これは上の動画での発言だが、本作ではオブジェクトとオブジェクトの間に自然な相関関係が定義されており、祠などのゼルダシリーズ的な謎解き要素もこれに依存している部分が大きい。 「自然な相関関係」というのは自然現象のエミュレートに近いもので、例えば池に餌を投げると魚が寄ってくるとか雨が降ると一時的に池ができるなどがある。 このような現象の一部は戦闘でも役に立ち、特に無策で戦闘を仕掛けると死にやすい難易度である本作では、戦闘にすら地形やオブジェクトや持ち物を利用した謎解きがある。

頭を使って、剣で直接戦闘するだけではなくて、その落雷によって敵を一網打尽で倒すっていうこともできるっていうことが徐々に分かってくる

もちろん謎解き自体も上質になっており、例えばオブジェクトや自分の影を利用したりするものもある。 結果的に全編を通して、プレイヤーの「もしかしてこういうこともできるのでは?やってみよう!」という好奇心を掻き立て、独自のプレイスタイルを探求させるシステムに仕上がっている。

プレイスタイル

ミニチャレンジや塔や祠を攻略しつつ、ハテノ村まではメインチャレンジに従って進めていった。 そのあとは事前情報としてリーバルトルネードの便利さを知っていたので、ハイラル平原を抜けてリトの村に行った。 今から考えると、おそらくストーリー的にはアッカレ古代研究所を目指して北上し、途中で水の神獣を攻略して古代研究所からは力の泉を目指して西に行くのが普通な気がする。 リトの村で風の神獣を鎮めた後はマップの横の広さが気になり、東の海岸線を明らかにするためラネールの塔へ向かった。 そのままゾーラの里で水の神獣を鎮め、アッカレ古代研究所に行った。 アッカレ古代研究から西に進み、デスマウンテンに沿ってアッカレの塔に戻ると南西に馬宿が見えたので、そこから北上してデスマウンテンに入った。 炎の神獣を鎮めてからは迷いの森に入り、ゲルド地方を目指して南下した。 メインチャレンジの「四体の神獣を解放せよ」が終わり、 祠72, コログ86 でマスターソードを抜いたのが現状。

攻略のポイント

序盤にリーバルトルネードを取ると塔付近のギミックを無視したりできるので便利だが、風の神獣は神獣内部でも寒いので対策が必要。 リトシリーズはそれなりに高いが、老人から「防寒着」を貰っておけば「リトの羽毛ズボン」を買うだけでいいので550ルピーで抑えられる。 寒さは火炎の武器を持っていれば緩和できるし、火炎の武器はマッチになったり氷を溶かすのにも使えるので常に1本は持っておくとよい。

戦闘に関しては、「ビタロック+」が手に入るとかなり楽になる。 これには「古代のコア」が必要だが、ハイラル平原の「ヤカー・マタの祠」やリトの村の「アコ・ヴァータの祠」や「風の神獣 ヴァ・メドー」を探索すれば比較的序盤に解放することができる。 ビタロック+が解放できればガーディアンの至近距離でのレーザーをキャンセルしたりもできるので、他で必要な古代のコアはガーデンを狩って揃えられるようになる。 あとビタロックは、散らばったアイテムや植物や隠れている敵を探し出すのにも便利。

防具は、序盤でも宝石や魔物の素材を売って忍びシリーズを買うと、「ふいうち」しやすくなったり虫などを捕まえやすくなるので重宝する。 寒さや暑さに対しては リト頭+リト胴+スノーブーツ, 熱砂頭+熱砂胴+サンドブーツ が便利。 ブーツを採用するとセット効果はなくなるが、防御力はシリーズで揃えるのと変わらない。 入手に6000ルピーとガーディアンの素材が必要だが、古代兵装シリーズも防御力が高くガーディアンとの戦闘で有用。 ハイリア兵シリーズと同じ防御力だが、あちらには装備効果やセット効果がないので完全に上位互換。 さらに防御力が欲しいなら、胴を英傑の服に変えるとよい。 英傑の服は強化が面倒だが、着ると敵のHPが数値としても見えるようになる。

コログの森でのミニチャレンジ「ハイラルのなぞなぞしれん」では「ビリビリマス」が必要だが、これはリトの馬宿の南側の道沿いの森で「森オクタ」を倒すと出る。 「星のかけら」はハイラル軍演習場跡の「入」形の沼に沈んでいる宝箱からも入手できる。 馬のステータスは434が普通だが、巨大馬が出る「オブババ草地」には 445, 535, 253 といった個体がいる。

良い

本作は全体的に、長時間プレイしても飽きない作りになっていると感じた。 まずマップについてだが、砂漠や雪原や火山といった局地だけでなく、普通のフィールドにも馬で自由に走り回れる平原と登ったり滑空したりが必要な険しい地形とがあり、メリハリが利いている。 祠やコログや宝箱や素材をある程度法則に従って配置し、そういった地形をくまなく探索させたり寄り道させたりする工夫もよく考えられているなと思った。 特に塔を登ってマップを解放するというシステムは、望遠鏡でマップにピンが打てるというシステムと合わせて、「あれなんだろう?行ってみるか」となるので導線がよかった。 ファストトラベルもあるが、馬が快適で景色も綺麗で音楽も主張しすぎないため、移動だけで結構楽しかった。

メリハリがありマンネリ化しにくいというのは戦闘もそうで、前述したように謎解きがあるほか、武器も頻繁に壊れるため強い武器で殴って終わりとだけにならないのもよかった。

悪い

非常に完成度が高く不満な点はほとんどなかった。 強いてあげるなら、金策が「平原外れの馬宿」で「極上ケモノ肉」を売るになりがちというくらいか。

総評

この手のゲームとしてもゼルダシリーズとしても野心的で新鮮だった。 それでいて完成度が高くずっとプレイしていられるので、迷っているなら買うべき。

4/29 追記

祠を制覇し、DLCの「英傑たちの詩」もやってバイクを手に入れた。

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追加の祠とダンジョンは30時間ほどのボリュームで結構やりごたえがあった。 馬も自由に呼び出せるようになったが、長距離なら馬で山を登るならバイクという感じで住み分けはできている。 「コログのお面」で道中の謎解きに遭遇しやすくなったし、買って良かったかなと思う。

11/25 追記

ポーチ全部やりました。 こんなところあったんだという発見もあり楽しめた。