植物とかになりたい

ゲームのレビューとか攻略について書きます

The Flame in the Flood

ハロウィンセールで安くなっていたので買った。 75%OFFで370円。

store.steampowered.com

システム

1人と1匹で川下りするカジュアルなローグライク資源管理サバイバル。 筏で終末世界の川を下りつつ途中の小島に上陸し、採取や狩りやクラフトで装備を整え「楽園」を目指す。 ローグライクといっても普通のサバイバルと比較しての制限は自由にセーブが出来ないという程度で、通常の難易度なら死んでもチェックポイントから再開できるし、一部アイテムは次周に持ち越せるため難しくはない。 それでも、出現する島の種類や採れるものがランダムだったり、川下りなので基本的に逆走できなかったり、持ち運べる荷物が少なく頻繁に取捨選択を迫られたり、デバフが多く死にやすかったり、そういった死に繋がる不運や事故を経験でカバーしたりという側面は、確実にローグライクの血を受け継いでいるなという感じ。 日本語化あり。

wikiwiki.jp

Switch版もあるようだ。

ec.nintendo.com

プレイスタイル

セーブのある難易度「トラベラー」でキャンペーンを10時間ほどでクリアした。 その後追加で10時間プレイして、実績は27/36。 エンドレスモードは未着手。

攻略のコツ

アイテムが選択肢の多寡に直結するため、序盤は「ポーチ」を作ってスロットを拡張するのが最優先。 ポーチは「ウサギの皮」と「裁縫キット」で作れる。 ウサギ狩りには2度使える「箱の罠」がおすすめで、これを作るのに必要な「火打石」の有無は生存にも直結するため、犬に持たせて次周の分を確保しておくとよい。 裁縫キットも治療や装備のクラフトで頻繁にお世話になるため、他の医療品と合わせて犬に持たせておくのがよい。 筏の強化もまずは「収納ボンネット」を優先し、かじ → ストーブ → テント と取っていくのがよい。

基本的な食糧は植物や狩りで得た肉。 狩りは弓矢より罠を使ったほうが楽で、特に「悪魔のラッパ」と肉でつくれる「毒入り肉」は安地から楽にオオカミを駆除できるのでとても便利。 「飲み水」は「ろ過器」がなくても雨が降ったときに「ビン」を使えば手に入り、ビン自体も終盤は余ってくるので犬に持たせるほどではない。 「たき火」も犬に持たせておくほどではないが、体温を回復したり動物を遠ざけたり回復アイテムをクラフトしたりするのに使え、状況を一気に変えられるので持っておきたい。 「たいまつ」にもヘビ以外の動物を追い払う効果がある。

基本的には下るほど寒くなりクマなども出るようになるため、干ばつ地帯に入る前に装備を整えてしまうと楽。 探索の際は慎重に行動し、犬の動きにも気を付けていると無駄な怪我を回避できる。 イノシシやオオカミに見つかってしまった場合は、誘導して双方を引き合わせれば勝手に闘いが始まりヘイトを押し付けられる。 ヘビに誘導して噛ませれば、ヘビも消えるし噛まれた動物も毒で殺せる。

良い

まず音楽やUIも含めたグラフィックが世界観とマッチしており、雰囲気が非常に良い。 ゲームとしても収納を含め所持できるアイテムが少なめというのがよく機能しており、今後必要になりそうかでアイテムを取捨選択したり、スタックできる数を考慮したクラフトで枠を節約したり、枠を拡げるために狩りをして装備を作ったり筏を改造したりなど、考えたり他の要素に触れてみたりを自然に導く構成になっている。 素材やクラフトできるものは少なめだが、カジュアルな難易度と上記のような資源管理が肝なシステムとを加味すると、これくらいでちょうどいいのかなという感じ。

悪い

運要素が強くアイテムが選択肢の多寡に直結するため、序盤が一番難しく終盤に進むにつれて簡単になっていく。 特に本格的なクラフトや狩りに必須の火打石でさえ出ないときは全然出ず、死にそうになったりすることがある。 とはいっても一般にサバイバルは時間がかかるし、かつローグライクにするのなら序盤の死でシステムを学ばせ、終盤は死ににくくやり直しが起きにくいようにしておくほうがストレスが少なく、今のようなバランスに落ち着くのかなという気もする。

総評

そんなに高くはないので値段分は充分に遊べるかなという感じ。 セールなら間違いなく買いで、積んでるなら今すぐやるべき。