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Radeonの新UIでGPUを有効にする

初めからIntel HD GraphicsなどのオンボードGPUが搭載されているPCにゲーム用のGPUを増設した場合、基本的には負荷の程度により自動で使われるGPUが切り替わる。 しかしゲームによっては、ゲーム用のGPUを使って欲しいのにオンボードGPUが使われてしまうことがあり、その場合はゲーム用のGPUのコントロールパネルなどから手動で追加の設定をする必要がある。 (BIOSからオンボードGPUを無効にしてしまう方法もあるが、自分の環境ではWindowsのUIが不安定になったのでおすすめしない。)

ところでRadeonでは、2019年の12月にデバイスドライバのメジャーアップデート(Adrenalin 2020 Edition)が配布され、新機能の追加に伴いコントロールパネルのUIが大きく変化した。

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これにより「切り替え可能なグラフィック」のタブが消滅し、ゲーム用のGPUを優先して使わせる設定はWindows側から行う形となった。 この仕様は今後変更される可能性もあるが、現状ではあまり言及が無く自分も困ったので記事として残しておく。

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旧UIでの設定方法

新UIでの設定方法を紹介する前に、旧UIでの設定方法も軽くおさらいしておく。

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旧UIではまず、コントロールパネル上部にある「システム」から「切り替え可能なグラフィック」のタブに移動し、「プロファイルが作成されたインストール済みのアプリケーション」を押した画面から設定を始める。 ここで一覧にゲーム用のGPUを使わせたいゲームの実行ファイルが登録されていない場合は、「参照」からこれを追加する。 なおゲームの実行ファイルのパスは、そのゲームの起動中に Alt+Tab でタスクマネージャーに画面を切り替えれば確認できる。 あとは一覧からそのゲームを選び、実行パフォーマンスを「ハイパフォーマンス」に設定すれば、Steamなどから起動してもゲーム用のGPUが使われるようになる。 以下は上記AMDのサポートページに載っていた一覧画面の画像。

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新UIでの設定方法

上述したように新UIでは「切り替え可能なグラフィック」のタブがなくなったため、Windowsグラフィックの設定 から優先するGPUを指定する。 (Win + i で起動する「設定」のメイン画面からなら、「システム」→「ディスプレイ」→「グラフィックの設定」と進んでいけば上記URLと同じ画面に到達する。) あとは旧UIでの設定方法と同じように、「参照」からゲーム用のGPUを使わせたいゲームの実行ファイルを登録し、「オプション」から「高パフォーマンス」を選べば完了。 ちなみに「省電力」を選べば、既にゲーム用のGPUを使っているゲームなどに関しても、強制的にオンボードGPUを使わせられる。

ちなみにデスクトップで左クリックしてメニューを開き、「新規作成」から「ショートカット」を選んで ms-settings:display-advancedgraphics と入力すれば、この設定画面を開くショートカットが作れる。

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docs.microsoft.com

ビープ音について

Adrenalin 2020 Editionにアップデートすると、ゲームを起動したときにビープ音が鳴ったりするようになる。 これは「グラフィックス」タブで「Radeon Anti-Lag」や「Radeon Chill」を無効にすると直るらしい。 とりあえず自分の環境では鳴らなくなった。