Epic Games Launcher の不具合とその対処法
Epicは(少なくとも今年の末までは)毎週無料でゲームを配布しており、それ自体は非常に嬉しいのだが、プレイに必要な公式ランチャーが不安定でバグも多く、度々UIが壊れたりそもそも起動しなかったりすることがある。 この辺に関していろいろ調査し試した結果、なんとか安定するようになってきたので、症状とその対処法についてまとめておく。
https://www.epicgames.com/store/ja/free-gameswww.epicgames.com
UIがずれる
レイアウトがめちゃくちゃになってる pic.twitter.com/UPNSuMc2E7
— ahu (@ahuglajbclajep) 2019年12月24日
起動こそするものの、上のツイートのように設定画面以外のレイアウトが破滅したり、表示とボタンの判定がずれたりすることがある。
これはWindowsの「設定」アプリの ディスプレイ の設定画面(Win
+ i
でも起動し「システム」→「ディスプレイ」と進んだ画面)で、「拡大縮小とレイアウト」の設定が「100%」以外になっていると起きるらしい。
というわけでこの症状は、上記設定を100%にすればとりあえず対処できる。 とはいえこれでは普段の操作が難しくなるので、Epic Games Launcherのショートカットのプロパティを開き、「互換性」のタブの「高DPI設定の変更」からスケール設定をアプリケーションが上書きできるようにチェックをつけるのがおすすめ。 これで「拡大縮小とレイアウト」の設定を変更しなくても、正常にUIが表示されるようになる。
これはWIndowsの設定の「拡大縮小のレイアウト」が100%以外だと起きる現象で、ショートカットのプロパティの互換性を開いて、高DPI設定の変更でスケール設定をアプリケーションが上書きできるように設定すれば解決する pic.twitter.com/tYhmjZhuwy
— ahu (@ahuglajbclajep) 2020年5月2日
タスクバーで点滅し起動しない
この問題は、自分のように外付けGPUを使っていたり、追加でディスプレイを接続していると起きるらしい。 ちなみに自分のGPUの環境はこんな感じ。
この症状は、以下のような手順でとりあえず対処できる。
1 の設定方法については、過去の記事で詳細に説明しているのでそちらを見てほしい。
ちなみに「省電力」を選べば、既にゲーム用のGPUを使っているゲームなどに関しても、強制的にオンボードのGPUを使わせられる。
ランチャーのパスは C:\Program Files (x86)\Epic Games\Launcher\Portal\Binaries\Win64\EpicGamesLauncher.exe
とかのはず。
3 の設定は、1 を設定した後で起動したランチャーを完全に終了してそのまま再度ランチャーを起動すると、以下のようなメッセージが出て起動しなくなる挙動を回避するために行っている。
There is a problem with your graphics card. Please ensure your card meets the minimum system requirements and that you have the latest drivers installed.
対処療法的ではあるが、とりあえずウィンドウを閉じても完全には終了しないようにするということ。
これでもメッセージが出る場合があるが、PCを再起動して即ランチャーを起動すれば大抵は出ない。
メッセージがでて起動しなくなる挙動は、ランチャーに -nosettingslimit
というオプションを指定することで無視できるそうだが、自分の環境では機能しなかった。
このあたりに関しては本当に謎が多いが、とりあえず自分の環境では安定するようになったので、よしとしておく。